このたび、第28回日本小児外科QOL研究会を11月4日(土曜日)に静岡市のグランシップで開催させて頂くことになりました。伝統ある本研究会を担当させて頂き大変光栄に思います。
一昔前に比べ小児外科の手術成績は飛躍的に向上し、一部を除いては救命できないものはないまでになりました。しかし難病をかかえたこどもたちを救命はできるものの、手術をうけるこどものQOLに関しては多くの問題があるのではないでしょうか。ましてこどもたちにとって術前のプレパレーションや長い術後の生活のQOLの向上をめざしたチーム医療は非常に重要です。そこで今回の研究会のテーマは「手術を受けるこどものためにわたしたちが出来ること」としました。要望演題は1)術後の合併症対策とQOL向上の手術、2)短腸症候群、ヒルシュスプルング病類縁疾患のQOL向上、 3)ストーマケア、 4)プレパレーション、5)家族・兄弟支援、としましたが、 QOLやQOL向上に関する演題を幅広く募集いたします。ランチョンセミナー(共催 大塚製薬工場)では、昭和大学小児外科、土岐 彰先生より経腸栄養に関した御講演を頂く予定となっております。また当院で活躍しているファシリティドッグのヨギにも特別参加してもらい、ハンドラーの鈴木恵子様よりヨギの活躍など紹介して頂く予定です。
懇親会は研究会前日の11月3日18時より静岡市内中心街にある中島屋グランドホテル(旧静岡グランドホテル中島屋)にて行います。11月2~5日の間、市内ではアジア最大の「大道芸ワールドカップin静岡」が開催されます。大道芸は静岡市街地のストリートなど様々な場所で世界各地から集まった魅力たっぷりのパフォーマンスが行われます。ぜひお楽しみ頂ければと思います。また期間中は静岡市内のホテルでの宿泊の確保が難しくなります。お早めにホームページの宿泊案内より予約して頂けますようお願い申し上げます。
小児外科医療関係者にとって、充実した有意義な研究会となりますことを祈念致しております。どうぞ多くの医師、看護師、チャイルドライフスペシャリスト、ホスピタルプレイスペシャリスト、保育士さんなどの方々にご参加いただき、活発な討論をお願い申し上げます。